大日堂

階段道の参道を登ってくると、お大日様のある頂上に到着。お大日様は、正式には大日如来と呼び、祠の中に、大日如来像が祀られています。

祠の前にある由来によれば、寛文7年(1667)に創建。江戸時代は、七国峠にあった覺王院の持ち物で峠の中腹に祭られていたそうです。明治時代になって、麓の御嶽神社の境内に移されたが、その頃から、流行病が蔓延し命を失うものが現れた為、心配した若衆がこの大日如来像を背負って、この場所に安置したそうです。その後、流行病もだんだんと治まり、真米の守り本尊としたそうです。

名勝、七国山関七州見晴台跡

大日堂のある丘の頂上は、少し平らになっていて、三等三角点(223.1m)があります。ここが七国山なのでしょうか。

他に気になったのが、この石碑です。「相原散策絵図」によると、七国山からは、石碑の銘文の通り、関八州のうち七つの国が見えたそうです。今となっては、全くと言ってよいほど、視界は良くありません。「横濱線物語」に1995年頃の気になる記述が載っています。「(七国)峠の大日如来の堂も移転させられている」。そうすると、大日如来が元々あった場所はここではない事になる。

下り坂

前述の「相原散策絵図」によれば、七国山の続きに大日堂があると書かれていて、元々、七国山頂上に大日堂があったように思えませんし、この大日堂のある丘が七国山であるかもわかりません。七国山はどこなのでしょう。

大日堂の脇から、七国峠からは行き止まりとなっていた尾根道が始まっています。大日堂から先はしばらく、下り坂が続きます。

分岐

しばらく降りた先で分岐あり。朱雀路の順路は、左への開都へ。残念ながら、あいすクリーム工房「ラッテ」、家政学院大学方面は、右。全く、別の所に出てしまうようだ。

ラッテに行きたかったけど、しばらく悩んだ末に、泣く泣く、順路を進む事にしました。
続く