はるひ野5丁目

かつての黒川の牢場谷戸と呼ばれていた場所。昔は、草ぼうぼうで、放置されていたかのような開発地でしたが、いつのまにか、雛壇に造成されて、後は住宅が建つのを待つばかりとなっています。

今回の散策に先立つ2006年3月には、はるひ野の住居表示が行われ、名実ともに、はるひ野の街が誕生しました。地図に、黒川でなくはるひ野の地名が載ることとなったのです。奥の丘の上に、稲城台病院が見えます。

黒川よこみね緑地

急な坂道を登っていきます。日差しを遮るものがないので焼けこげてしまいそうです。その先には、黒川よこみね緑地が横たわっています。斜面の雑木林が主体となっています。この緑地は多摩よこやまの道を構成しています。因みに、川崎地名辞典によれば、よこみねは「横峯」であり、「尾根が横に連なっている」状態を指すようです。多摩よこやまの道の横山も「丘が横に連なっている」意であり、同じ状態を指します。

稲城台病院入口交差点

丘の上まで登ってきて、川崎市から稲城市に入ります。丘の上に見えた稲城台病院への入口の交差点に出てきます。右手に見える三角屋根は、稲城第六中。

交差点を左折して、その稲城台病院への坂道を登っていきます。道の左手には、かつて、現役だった廃道が草むらの中に埋もれています。
続く