都塚

道標の奥の階段の上に都塚があります。「旭区のホームページ」それに「旭郷土史」によると、この場所は、武蔵国と相模国の国境で、鎌倉の都が一望できたのでこの名がついたという。また、7か国(相模・武蔵・駿河・伊豆・上総・下総、残り一つ不明)の各国が見えたともいわれています。

社には延命地蔵尊が祀られ、正面に武州相州境地蔵尊と刻まれています。吉水法雄著「ふるさと聞き書き帳」によると、延享年間(1744〜48)のものとのこと。縦に細長い地蔵を納めているため、お堂も細長くなっています。

境塚からの眺め

本来の場所は丘の上だったと思われますが、現在は2度移転し、見晴らしは良くありません。目の前に見えるのは、ゴルフ場の打ち放しの練習場とその先に見えるクラブハウスくらい。一度前にあった場所は、そのクラブハウスの辺りらしい。先程の道標も一緒に移動しています。

吉水法雄著「ふるさと聞き書き帳」によると、「鎌倉円覚寺の裏山半僧坊(kampeita注:恐らく六国見山の事)の大きな椎の木がみえた」とか。途中に障害物がなければ、地形的に見る事は可能のはず。

再び、こども自然公園入口

境塚から、こども自然公園に戻ってきます。とりでの森に入り、桜山へ向かいます。

「ヨコハマの公園」によれば、こども自然公園は、昭和30年代に相模鉄道から寄付された土地を基に市が隣接地を買収し、昭和43年から整備を行い、昭和47年に開園しました。都筑自然公園(ズーラシア)、金沢自然公園、新横浜公園などに次いで、横浜市内で最大級の面積の公園です。
続く