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美人谷を眺める坂道を降りていきながら、今まで歩いてきた美人谷を眺めます。頭上を行く東電の高圧線とJRの高圧線が十文字に横切ります。目の前に見える丘の峰の上を縦断しました。遠くからは、あの丘の中に峰道が張り巡らされているとは、予想だにできないでしょう。 |
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白神社の杜名瀬の鎮守、白神社に寄りましょう。名瀬道路を妙法寺方面に戻り、その左手に白神社があります。境内の再建記念碑によると、平安朝、正暦年間(990-994)に近江国栗田の人、近藤玄蕃介秀延により創建とあります。彼は安和の乱に破れて東国に逃れた際、駿河国秋葉社に詣で、所領を失いし己の落ちつく先を告げ給えと祈願した所、当夜、相模国鎌倉郡に空場(あきば)ありと夢のお告げを受け、夢のお告げの場所として住み着き、開拓に励み、社を建てたとあります |
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社殿「とつか歴史ろまん」によるとその近藤玄蕃介秀延は名瀬の開拓者とされ、5代目の延茂が稲荷社に参詣した際、たまたま白狐を見たので白大明神に改めたという。(『落成記念』白神社建設委員会刊による)」なお、地図で確認すると、白神社の左脇からも峰道が始まり、先程のナガチョウヤトの古碑群の裏の峰道に合流します。白神社の裏の丘にも峰道のネットワークが張り巡されています。こちらも探索せねば。 |
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栄橋交差点名瀬道路を西に進み、再び、栄橋交差点に出てきます。交差点の右手から名瀬川せせらぎの道が始まります。名瀬の森編は終わり、本編に合流します。 |