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稗原(ひえばら)左手には、稗原の畑が広がり、その中を尻手黒川線が通ります。右端の建物が和風レストラン、夢庵。左端にホンダの店とゴルフ練習場。その背後に畑が広がっています。そこに行ってみようと思いました。水沢でもこの辺りは稗原といい、「川崎地名辞典」によると稗原の地名の由来は、昔、この地は馬の飼育が盛んで、飼料としての稗の栽培が多かったので稗原の名がついたという。また、稗ぐらいしか作れない山畑の地ということかもしれないとのこと。 |
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分かされ坂道を登り、バス通りの開拓道路に合流します。「川崎地名辞典」によれば、今まで歩いてきた旧道と開拓道路との分岐点を「分かされ」と呼ぶそうです。この辺りで、お神楽を練習する音が聞こえてきます。何だろうと思って近づきました。 |
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八雲神社(天王社)お神楽は、「分かされ」から少し、開拓道路を戻った八雲神社横の稗原会館から聞こえていました。境内には、開拓道路の記念碑が立ち、社の前には、庚申塔、地蔵等が並んでいます。「川崎の町名」によると、この八雲神社は天王社です。元は、潮見台浄水場の側の天王台にありましたが、明治43年、この場所にあった稲荷社が菅生神社に合祀され、その跡地に、この天王社が移されたとのことです。「川崎地名辞典」によれば、この天王社も大正3年、菅生神社に合祀されましたが、現在、分祀されています。 |