分かれ道

左折した先をそのまま進みます。この辺りを谷戸と言います。斜面をコンクリートで固められた丘が左手に見えます。

途中で分かれ道が現れますが、そのまま、真っ直ぐ進みます。道の突き当たりに、鳥居が現れ、境内の中を進むと、参道は直角に右に折れ、比川社の本殿となります。

比川社(旧第六天社)

川崎歴史ガイドによれば、王禅寺村の鎮守五社の四つ目です。谷戸地区の鎮守です。旧称を第六天社と言いました。

境内の縁起によると、明治維新の神仏分離の時に、埼玉県大宮市の氷川神社の分霊を勧請して比川社となりました。昭和46年に台風により、社殿が潰れたため、立て替えたことが記されています。

階段

比川社を出て、上の分かれ道を左折します。(つまり、写真では右折)

道は行き止まりとなり、階段となります。その階段を登ると、三井不動産新百合ヶ丘住宅の一戸建て住宅地に入ります。その中の坂を登りきった所に化粧面公園があります。

化粧面谷公園(けしょうめんやと)

川崎歴史ガイドによれば、この谷戸地区に、けわいめん谷(やと)という小字があります。王禅寺村が江戸時代初期、二代将軍徳川秀忠の夫人お江与の方のお化粧領であったことからつけられました。それゆえ、お江与の方と深いつながりがあるのです。

公園は、その名をつけたものです。公園は、遊具の置いてある広場と谷間の遊歩道で構成されています。その遊歩道を一周。籠口の公園と同様、きこりの会によって、維持管理されています。
続く