鴨池大橋

鴨池大橋の手前で堤防を降ります。その先、鴨池大橋まで進みます。

鴨池大橋は平成15年完成と最近のもの。緑区の鴨居駅前と都筑区池辺町とを結ぶ都市計画道路鴨居上飯田線の一部として完成しました。鴨池の名の由来は、鴨池人道橋と同じく鴨居と池辺の頭文字でしょう。

パナソニックモバイルコミュニケーションズ沿いの道

鴨池大橋の左手を進みます。橋の右手と違い、こちら側には歩道があり、安心して歩けます。歩道の左手には、パナソニックモバイルコミュニケーションズ本社(旧松下通信工業佐江戸工場)の敷地が続きます。池辺町から佐江戸町に入ります。

「横浜の町名」によると佐江戸とは、もと「西土」と書いたのを左が中原街道の江戸方面だったので、「左江戸」と書き、後、「佐江戸」と書くようになったとの言い伝えがあり。「鶴見川沿い歴史散歩」には、別の説が紹介され、「佐江戸とは「さいと」「才土」とも書き「さいのかみど」の意。」

出崎橋交差点

鴨池大橋からの道が合流してきて、その先の出崎橋交差点で産業道路と交差し、左折。

交差点名に橋名があるように、昔、ここには堂山堰江川という川が流れていました。昔の地図を見ると、この場所に架かっていたのは佐江戸橋。しかも、出崎橋は、遠く離れた場所に架かっています。この地図がおかしいのか、それとも前からある橋名を無視してつけたのか、不明。

江川せせらぎ緑道

その江川の流れていた跡地に、江川せせらぎ緑道が整備されています。

「鶴見川沿い歴史散歩」によれば、「江川とは、大川に対する言葉で、枝川とも書く、田んぼに引く用水の事をいう」とあります。さらに「佐江戸誌」によれば、この辺りの小字を芝間といい、昔は、雑草や芝が生えていて不耕作地であったが、水利の便が良くなって開田された水田地帯だったとの事。江川ができるまでそばに鶴見川があっても、その水の恩恵をあまり、受けていなかった事がわかります。
続く