禁制の地

丘を降りてきて、再び、民家風休憩所前。子供達はまだ、遊んでいます。その向かいに池のような窪地があります。

昔、この辺りには、「この地、禁制の地にて立ち入るべからず」という碑と、さらにその奥に河合某主従の墓があったそうです。近世になっても、河川改修の際、草を刈る鎌の歯が折れたとか、病人が出たとかという因縁のあった場所らしいです。(パルテノン多摩の展示で見た記憶。)この河合とは、そばにある川井家と関係があるのかなと思ったり。

紅葉

丘の雑木林に沿って、公園内を進みます。

公園の樹木は、丘の雑木林などと比べて、紅葉が早いです。落ち葉の敷き詰められた遊歩道を進みます。

地蔵分岐

公園内を進んで、鶴牧西公園公園を出ます。公園から続く遊歩道を進んでくると、分岐に出ます。

ここを右に曲がれば、唐木田駅方面に戻る事ができます。良く見ると分岐にある木の下に地蔵があります。この地蔵は、江戸時代の元禄13年(1700)に建てられました。

長坂橋地蔵尊

そばの由緒によると、昔、この場所の近くを八王子往還が通り、長坂橋の川向こうにあって、長坂橋や道を行く人々の無事を見守り、霊験あらたかであるので、身代わり地蔵尊であると代々、言い伝えてきました。

唐木田駅前にある地名の言い伝えの案内板にも、「長坂橋と地蔵尊」として紹介されています。「唐木田川と長坂の谷戸から流れる川の合流するところで、川向こうの岸辺にすげの笠をかぶった子育て地蔵尊が立っていて、通行人の安全を見守っていた。」
続く