南谷の風景

道の途中には、畑が点在するものの、住宅の方が優勢です。

田んぼは見なかったような気がします。

怪しげなもの

南谷を進むと、先に石仏群が並び、怪しげなものが見えてきます。南谷の大わらじです。

その先の交差点は、先程のかまくら道との派出所前交差点です。左手に下倉田派出所があります。

南谷戸の大わらじ

道祖神などの石仏群を紹介したいところですが、それよりもこのわらじの大きいことに度肝を抜かれてしまいました。まるで、百鬼夜行に出てくるわらじの妖怪のようだ。案内板によれば、大正時代、南谷の象徴として作られたのが始まりのようです。高さ3.5m、横1.5m、重さ200kgもあるそうです。昔は大わらじは、もっと大きく、毎年のように作っていましたが、年を経るごとに田んぼも少なくなって、延び延びとなり、現在では3年に一度作られているようです。

この大わらじが作られるようになった背景としては、案内板によると南谷では、鎌倉時代から道祖神が祀られ、わらじを奉納する習わしがありました。鎌倉街道を旅してきた旅人達は、ここまで履いてきた自分のわらじを奉納されたわらじに履き替えていったのだそうです。
続く