八所神社参道

八所谷戸公園を出て、八所神社の参道を探しに行きます。八所坂を降り、八所谷戸公園の周りを探してみるものの、見つからず。

諦めて八所坂を登り、戻る途中、右手に八所神社の参道を見つけました。八所谷戸公園のすぐ脇の場所でした。降りる時には、住宅への階段だと見逃してしまったのです。大きな樫の木が目印です。

八所神社境内

境内入口に入り、左手には弁天様と枯れた弁天池(都田小学校の創立百周年記念誌「都田」によると、港北ニュータウン開発前は湧いていたそうです。)があり、その奥に稲荷大明神。本堂の左に金毘羅様が祀られています。階段の入口に寛政5年と刻まれた碑があります。

「新編武蔵風土記」によると、八所権現社。祭神、奈良神・巨勢節婦神。この神社には、八幡大菩薩・和歌三神・稲荷大明神・祇園牛頭天王・愛宕護山神・天神宮の八座を合祀して崇めりとあります。

八所神社

ガイドには、「この御神体を見ると不幸を招くという伝説により、いまだ見たものはいないという」と書いてありますが、「八所谷戸物語」には、金箔立像の十一面観世音菩薩が祀られていると書いてあります。

その「八所谷戸物語」によると、八所谷戸の由来は、八つの谷戸という説以外にも、この八所神社が由来のものもあって、それは、八所の氏神を祀っているから、八所様。八所様を祀っている谷戸だから八所谷戸。鶏と卵の関係のような気がしますが。

右折

八所坂を登り、先ほどの十字路に戻り、今度は右折します。同じ方向に「むくの実亭」という案内板が出ています。

前方に清掃工場の煙突が見えます。
続く