相模鉄道三ツ境駅〜瀬谷駅(瀬谷八福神巡り編)
(神奈川県横浜市瀬谷区)

ここから先、ようやく横浜瀬谷八福神めぐりとなります。八福神めぐりには、相模鉄道の各駅で発行している「瀬谷八福神めぐり:相鉄オリジナルスタンプブック(以下、スタンプブック)定価300円(税込)」が便利です。ご朱印を押すだけでなく、各寺の寺伝が載っています。また、同時に瀬谷駅まで往復切符を買えば、割引の得点があります。各寺の記事のほとんどは、このスタンプブックを参考にしています。

宮沢バス停

宮沢バス停までは、三ツ境駅からバスが出ているそうです。ここから、歴史さんぽ西コースの始まりです。コースの順路的には、逆周りになります。この先のコースには、瀬谷八福神が含まれています。

バス停の目の前に見える丘への坂道を登っていきます。左カーブの狭い道。道は茶色に塗られています。歩道もありませんので注意して進みます。

宮沢神明社

坂道の途中にある階段を登ると、宮沢神明社の境内に出てきます。境内では、トイレ休憩ができます。この先、トイレ休憩できる場所は限られていますので、是非、寄る事をお勧めします。

瀬谷区の案内板によると、祭神は天照大神。この宮沢という場所は、江戸時代の寛永年間(1625年〜1635年)に上矢部の住民が、荒地を開墾して集落を作ったのが始まりとされ、承応元年(1652)に検地が行われていることから、この神明社はその頃の創建とされています。

白姫神社

境内左手に、白姫神社と三峰神社の二社が並んで祀られています。どちらの社も同じ形をしています。白姫神社という神社は三ツ境駅前にもあります。この一帯も阿久和同様、養蚕が盛んだった事を感じます。

瀬谷区の案内板によると、やはり、養蚕の神(白姫神社の事)と農耕の神(三峰神社の事)だそうです。特に開墾地であったここ宮沢の場合は、三峰神社への信仰が篤かったものと思われます。
続く