坂道を登る

成瀬山吹緑地沿いのフェンスが道に寄り添ってきます。

坂を登ると、展望が広がります。

この辺り、乾の馬場(いぬいのばんば)か?(イノバンバとも?)

「町田の民話と伝承第二集」によると、「昔、東光寺に中里伊賀守という人が住んでいた。…吹上の山の上に馬場を作り、部下と一緒に戦に備えての馬術の訓練を重ねていたという…この馬場の方角がちょうど戌亥(西北)にあたるところから「いぬいの馬場」と言っていた。それが、いつしか「いぬいのばんば」と言われるようになった。」

横浜側の「田奈の郷土誌」には、イノバンバという場所が紹介されています。「堀之内にあって、人家を離れた山の中の、およそ2反(約20アール)ほどの木も無い原である。…また乾の馬場であるという説もある。」

眺め

町田市街の展望が広がります。手前の斜面は、東雲寺がある辺り。その先に見える団地が、都営町田成瀬住宅。さらにその奥に見えるビルが町田駅前。町田市側にも宅地化の波が丘を登りつつあります。

続く