沓切坂

影忠碑を過ぎ、左から道が合流し、謎のお宮のある森をかすめるように坂道を降りていきます。

この坂は旧鎌倉街道の中ノ道であり、関戸での戦いに勝ち、鎌倉を目指す新田義貞の軍がここを通った際、あまりにも、坂が急で、馬の沓が切れてしまったということから名づけられたとの事です。

庚申塔(貝取)

坂の左手にある森の中へ続く石段を登ると、そこには、貝取の庚申塔があります。形が良く残っています。この場所は現在、関戸ですが、昔は、貝取だったのでしょうか。

年号を確認できませんでしたが、なかじさんの「こったがわだより」によれば、1712年、すなわち、正徳2年のものということになります。

狼谷戸へ

この沓切坂も昔の旧街道の面影が残る素晴らしい場所ですが、それよりもっと素晴らしい場所がこの道沿いにあります。

沓切坂を降りてきた所で、左手に分岐する道、それがその場所、狼谷戸への入口です。
続く