下落合八坂神社

セコムの研修所を過ぎ、通りから左手の路地へ入ると、住宅地の一角にある下落合集会所の奥に下落合八坂神社あります。

この神社の特徴は、多摩ニュータウン建設のために移転を余儀なくされた八坂神社を初め、地域内のいくつもの神社が合祀されていることです。境内の遷宮記念碑には、八坂神社の由来は、江戸時代初期まで遡り、元は、ここから100m西にあった丘の中腹にあったことが記されています。

庚申塔

境内には神社同様、石仏も集められています。その中から、自分のわかる範囲で、いくつかピックアップ。

この庚申塔は、享保5年(1720)のものです。

奉納大乗妙典六十六部供養仏

地蔵も多く、六地蔵などがありますが、その中で一際立派な地蔵があります。宝暦5年(1755)の六十六部供養仏です。

六十六カ国の社寺に法華経を収めることを目的として回国巡礼に出る者を六十六部と呼び、無事に願いをかなえて帰国した時に建てた巡礼の記念碑がこの六十六部供養地蔵です。
続く