福寿稲荷(お七稲荷)

陣屋跡の向かいに稲荷があります。「歴史探訪マップ」によれば、福寿稲荷、別名、お七稲荷です。参拝しようと近づきましたが、何か工事のためか、近づけません。

お七稲荷の由来は、この先の大林寺が度々、火事に見舞われていたことに関係あるのではと思います。大林寺は長津田の地頭、岡野氏の菩提寺です。「散策マップ」に「伝説八百屋お七の祟り」が紹介されています。何でも、岡野氏がお七を吟味した役人の同職にあったためか、岡野家にお七の祟りという伝説があったそうです。そのため、江戸屋敷にお七稲荷が祀ってあったとか。

大林寺前

駅前通りに出てきました。通りの向こう側に大林寺が見えます。時間が時間なので、寄りません。「緑区史資料編第一集」によれば、曹洞宗、慈雲山大林寺。本尊、釈迦如来。幕末まで長津田村を領していた旗本岡野家の菩提寺です。駅前の隨流院が火伏せ観音であるのとは対照的に、火難の多い寺でもあります。

駅前通りへ左折し、長津田駅方面へ向かいます。

長津田駅南口入口交差点

坂道を登ると、旧大山街道との交差点に出てきます。

駅から帰宅の人達が途切れなく、やってきます。そのまま、交差点を直進します。

長津田駅に到着

その先、左手に長津田駅が見えてきます。夜の19時近く、長津田駅に戻ってきました。

徒歩距離約12.6km、所要時間約6時間30分。新興住宅地として、今もなお発展しつづける長津田の歴史と自然をもう一度、見直してみませんか。なお、長津田歴史探訪マップは、こちらで配布中です。
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