祥雲寺

肝心の祥雲寺に寄らなくてはいけません。曹洞宗龍澤山祥雲寺。「新編武蔵風土記稿」によると、永禄3年(1561)に亡くなった僧、寥山が開山。山門が工事中だったので脇から境内へ。真新しい本堂です。

「成瀬」によると、この祥雲寺の鐘も東雲寺の鐘と同様に、戦中に金属供出され、幸運にも戻ってきた鐘です。鐘の銘文から、先に連絡を受けた祥雲寺の関係者が確認に行き、交渉の結果、寄進してもらうことにし、その後、東雲寺の関係者が同様に交渉して寄進してもらったようです。

寺坂?

祥雲寺前の分岐を左へ。坂道が続きます。祥雲寺の敷地に沿って、右カーブ。

坂の途中には、高ヶ坂寺坂公園があり、この坂道は寺坂と呼ぶのだろうと思いました。

金森踏切

坂の上には、JRの横浜線が通っています。

金森踏切を渡っても、まだ、しばらくは高ヶ坂です。

祥雲寺遠景

金森踏切から祥雲寺方面を見ると、整備中の祥雲寺の様子が分かります。沢山の赤い幟が周りに立っているのが身代わり観音のある観音堂でしょう。この祥雲寺は、先の観性寺同様、武相観音札所なのです。

真新しいお寺は、あまり好きではありませんが、これも、迫りくる都市化の影響なのでしょうか。
続く