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正一位中村稲荷道の左手に稲荷が見えたのでお参り。狭い場所に押し込められています。個人所有のものかと思ったら、地図には、正一位中村稲荷とあります。この中村は個人名ではなく、地名のようです。何かの本には、正一位とあるように、伏見神社にお札をもらいに行ったことが書かれてありました。「新編武蔵風土記」にも、「稲荷社、字中村にあり」とあるように、江戸時代からあったものらしく、十日市場の区画整理の際には一時移転し、再びその近くに戻ってきました。 |
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中村地蔵尊しばらく、十日市場駅方面へ北進。右手の道端に銅板葺きの祠が見えます。その中には、お地蔵様。何でこんな場所にあるのだろうと思います。不思議だなと思って、横浜市都市計画局発行の「十日市場区画整理事業1971-1989」を読むと、掲載された新聞記事にその答えがありました。このお地蔵様は、江戸時代文化年間(1804〜1818)の台座に三猿のある庚申地蔵で、区画整理事業により、某氏宅から移転しましたが、引き取り手が無く、戻る場所が無くなってしまい、それで現在の場所に祀られる事になりました。 |
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十日市場駅西側交差点十日市場駅へは、中村地蔵尊がある辺りの路地を左折すると近道ですが、目の前に見えてきたブックオフに寄り道。ブックオフから出る頃には、夕日はだいぶ沈んでしまいました。ブックオフ前には、環状4号線の交差点。交差点名の示すようにここを左折すれば、十日市場駅は目の前にあります。 |
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十日市場駅に到着夕焼けが暗闇に追いやられようとしている時刻、18:30過ぎに十日市場駅に到着しました。駅からは絶え間なく、乗客が降りてきます。徒歩距離約8.2km。時間4時間30分。今回は「緑と水の回廊マップ」の古いもの(1996年度版)で歩きましたが、現在(2002年度版)のコースと同じような場所を巡っています。現在の緑と水の散策路マップは、緑区役所で販売され、緑区のHPでも見られます。1996年版と2002年版共に、横浜市立図書館に所蔵されています。丘の中には外から眺めるだけではわからない素敵な場所があります。皆さんも丘巡りはいかがでしょうか。 |