分かれ道

暗いじめじめとした杉林の中に入り、右手に見える柵沿いに進みます。柵の下に見えるのは、渓谷です。渓谷を渡るにはどうしたら良いのでしょう。

途中で分かれ道が現れますが、柵沿いに右へ進みます。(この時、気づかなかったのですが、左への分かれ道は、実は先ほど私が迷い込んだ立入禁止の道。入らなくて良かった。)

木の階段

そのうち、木の階段となり、坂道を降りていきます。

下りで良かったなんて、御気楽な事を考えていました。そのうち、道の両脇を柵で挟まれます。

同じ所に戻ってきた

何だか、見たことのある風景が見えてきました。そうです。先ほど、渓谷を渡り、階段を登って出てきた場所です。

上の分かれ道から先の杉林の道は、先ほど歩いた事のある道だということにようやく、気づいたのでした。

再び、渓谷を渡る

元の道に戻るためには、ただ一つ。再び、渓谷を渡らなくてはなりません。

二度としたくない事を二度もするはめになってしまいました。初めの時よりも、慎重に。必死な思いで渡り終えた時には、ほっとしました。
続く