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八王子道へ妙福寺の門前を旧八王子道が横切っています。次の目的地は、正観寺。しばらく、16号線と離れて旧八王子道を歩きます。妙福寺から先、NTT西谷局の手前の路地へ入ります。ここから先は、西谷町から東川島町に入ります。東川島町とは、川島町から分離した町で、その川島の語源は、「横浜の町名」によれば、「田のある所、川沿いの耕地」を示す事があるそうです。 |
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正観寺に至る初めは旧八王子道と思えないような住宅街の中の道。道脇に元禄の庚申塔や個人商店があるのを見つけ、旧八王子道であるという確信を持ちます。前方に正観寺の白い本堂が見えてきます。その手前にある正観寺第2駐車場の片隅に、この道がかつて、八王子道であった証しがあります。 |
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正観寺先の道標寛政三年に作られた堅牢地神塔です。右に「左神奈川道」とあり、左に「右八王子道」とあります。「神奈川道」の方は、コンクリートで埋もれ「神奈川」の文字までしか、確認できませんでした。同じような道標が、正観寺を過ぎた先にもあるようです。 |
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正観寺観音堂やがて、正観寺になります。縁起によれば、1590年小田原落城により討死にした中田加賀守の菩提を弔うため寛永2(1625)年、正観寺が建てられました。「もっと知りたい保土ケ谷」によると、正観寺の場所に中田加賀守の屋敷があったとの事です。白い立派な本堂には、なにか、法事が行われている模様で、人待ち顔の住職がいます。それを避けて、本堂脇の観音堂への階段を登ります。この正観寺は、旧小机領33観音霊場第5番札所です。 |