五所塚第一児童公園

その名の通り、公園内には、実際に五つの塚が並んでいます。これを称して五所塚と呼びます。「多摩区の歴史」によれば、この五所塚は、この公園に隣接している長尾神社の前身である五所権現の由来でもあります。

「川崎地名辞典」によれば、将門の乱の折の将兵の墓、或いは秀吉小田原攻めの際の上杉勢の将士の墓などと云われるが不明との事。また、墓ではなく、十三塚と同様に、村外から災厄病魔の侵入を遮る為の「塞の神」のような信仰施設だと推定されるとの事。私も、墓ではないように思います。

長尾配水塔

五所塚第一児童公園から出て、長尾配水塔横の道を進みます。その門の前に出てきました。

球体を頭に掲げる特徴的な配水塔です。今は無き、向ヶ丘遊園の大観覧車やそばの枡形山の展望台から見た記憶があり、この場所に是非、行ってみたいと思っていました。この配水塔の事を調べる上で、この長尾の里めぐりのコースを知りました。

眺め

向ヶ丘遊園から見えたのですから、逆も可能です。長尾配水塔前から向ヶ丘遊園方面を眺め返して見ます。谷は住宅で埋め尽くされています。その中に残された丘が旧向ヶ丘遊園の敷地で、その雑木林は紅葉の準備を迎えています。

続く