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瘡守稲荷への階段右折した先にある階段を登ります。55段と結構、つらいです。 |
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瘡守稲荷先ほどの下落合八坂神社と同じように、山王下集会所の脇にあります。こちらも、多摩ニュータウン建設のために現在地に移転しました。瘡守稲荷のほかに正一位稲荷が合祀されています。これは、移転前にすでに合祀されていたとのことです。境内に、区画整理の記念碑があります。神社の前と境内には、地域内から集められた地蔵や石の建造物が並んでいます。記念碑の横にある案内板には、それらの由緒がこと細やかに書かれています。 |
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鶴の墓そのなかでも、一番、興味を引くのが、境内にある鶴の墓。実は、これが鶴牧の地名の起こりとなったという民話があります。現在でも鶴牧という地名は存在します。この山王下地区と鶴牧地区は、隣同士です。「多摩市の民俗(口承文芸)」によれば、江戸時代、鶴を捕ってはいけない事になっていたのに、長久保で死にかかっていた鶴を村の人が自分の家に持ち帰ってしまった。その話が役人に知れ、名主の所に来たとの事。役人「この辺りで鶴を捕った者はいるか?」名主「それは、ツルでもナベツル(鍋鉉)だから問題ないでしょう。」役人「そうか。」と事無きを得ます。それで、金毘羅様へ持って行って埋けたとのこと。それゆえ、ここに来る前は、右隣にある金毘羅様と一緒の場所にありました。 |