京王線高架

中沢池公園の先は、府中カントリークラブで行き止まりなので、今まで歩いてきた道を引き返すことになります。

堀之内方面へ出ようと思います。手元の地図によれば、来る時にくぐった高架の所の分かれ道を左折すれば良いようです。

坂道

高架をくぐると、その先、坂道になります。右手に見える落合浄水所の周りを歩く事になります。左に見える高架を轟音を立てて列車が通り抜けていきます。

この道は、目の前の丘をトンネルで抜けずに、右カーブ、左カーブして高さを稼ぎます。坂の向こう側に都立南多摩看護専門学校が見えます。やがて左手に中沢第一緑地。峠のてっぺんに近づくと、多摩市から八王子市に入り、コープタウン松が谷とその公園が前方に見えてきます。

峠のてっぺんまできました。ちょうど、多摩ニュータウン通りの松が谷トンネルの真上になります。

「多摩市の民俗(口承文芸)」によれば、この峠を昔、中沢池から旧柚木村小池谷戸まで、赤坂という坂道が通っていました。雑木林が茂り、昼でも薄暗かったとのこと。「御祝儀で御馳走をもらって、手拭でふんじばって来た。赤坂を登ってきたら、何かが引っ張る。引っ張られたら、はずされ、引っ張られたら、またはずされる。そうしてうちへ帰ってきたら、何もなくなっていた。」なんていう昔話があります。

府中カントリークラブ

峠を下り始め、少し、道が左カーブし、府中カントリークラブのグリーンが見えてきます。前述の赤坂は、空中写真で見る限り、痕跡が府中カントリークラブの中に残っているようです。ちょうど、赤坂のところが多摩市と八王子市との行政界になっています。そこを通って出てくるのは、ちょうど、峠の辺り。

「2002年版首都圏ゴルフ場四季報」によれば、このゴルフ場の特徴は「全体に距離のある丘陵コースで各ホールの難易度も高い」。
続く