三輪の里を行く。

熊野神社を出、元の交差点まで戻ると、右側に高蔵寺というお寺の入り口が見えます。一度に七福神巡りが出来るそうです。写真を撮っていないところを見ると、私はあまり、興味がなかった模様。

高蔵寺を出、左に曲がり進むと、別れ道になります。分かれ道の右を選ぶと、その先には辺り一面には畑が広がり、本当にこの道が続いているのかと不安になりました。でも、畑の脇には、立て看板が。「自然の出会いをお楽しみください」という粋なはからい。さらに進むと、道の先は暗くなり、竹林になります。この竹林から下り坂になります。

白坂古墳です。

坂の途中には、変なものがあります。白坂古墳といい、7世紀ごろのものだそうです。昔から、ここに人が住んでいたという証拠ですね。後北条氏の出城があったことから、城坂という意味があるそうです。

坂をおりるといくつもの道が交差点で合流しているので悩みますが、左に曲がり、まっすぐ行くと、大きな巨木が見えてきます。その巨木の右の坂を登りきります。この木はかなり大きいので一目でわかると思います。

椙山神社(すぎやまじんじゃ)

しばらく進むと、左手に三輪小学校が見えてきます。小学校の裏を通りすぎ、椙山神社の境内の森が右手に見えてきます。ここで休憩です。由緒ある神社です。

ここから、三輪の地区が遠望できます。奈良の三輪は写真で見ただけですが、周りを丘に囲まれた盆地が同じに見えなくないかも。境内には大きな木が生え、まさに「すぎやま」だと圧倒されます。昔は杜と呼ばれるくらい生えていたそうですが、戦争中に切ってしまったそうです。さらに、追い討ちをかけるように、裏山を削って、造成工事が行われています。でも、ず−っと、そこにいたかったくらい本当に静かなところでした。
続く