行き止まり

富士浅間神社にお参りして先に進みます。できれば、このまま丘を降りて、府中街道に出たい。目の前に階段があるものの、その上に竹が倒れている。払いのけて行けないものかと竹に触れると紐で階段の手すりに結わえてあります。行き止まりです。

実は、「川崎地名辞典」は、「川崎の町名」より、約10年ほど後のものです。「川崎の町名」で現存している事が書かれ、「川崎地名辞典」に跡地不詳と書かれているということは、参拝路が通れないことで、ここにあることが忘れ去られていくのでしょうか。

左の道を行く

先ほどの分かれ道に戻り、今度は左へ進むことにします。右手に谷があります。道は細いです。向うからこれまた中年の女性と道を譲り合います。

道の左側に分かれ道がいくつか現れますが、探検してみたいという気持ちよりも、早くこの丘から降りたい気持ちの方が膨らんでいます。谷に沿って、右カーブします。

安立寺の立入禁止の看板

道を進みます。目の前に柵が見え、そこには「立入禁止:この先のお寺の山の中には戦争中に掘った深い穴がたくさんあります。大変危険なので絶対立ち入らないでください。安立寺住職」という立入禁止の看板があります。その立入禁止の柵が破壊され、中に入れるような気がするのですが入ってはいけません。

私はこの柵の先、どこに繋がっているのか知っているので、無理はしません。その手前に右へ降りていく道を見つけたのでこちらの道を降りていきます。

続いていた

この道が駄目だったら、引き返すしかないと思ったのですが、北に向かって坂を下りていきます。

地図上ではこの道は、東生田地区と宿河原地区との境を通っています。
続く