IBM1391401キーボード

IBM Enhanced101系 1391401

新規作成日：2002/6/27　

もう、だいぶ前の話になってしまいますが、自分の家は郊外にありまして、意外とPC系のジャンクや中古を扱ったお店が結構ありまして、なにげなーく立ち寄ったところ、どこかで見たようなキーボードが置いてあるではないですか･･･。よーく見るとIBMのEnhanced101キーボード。しかもほぼ新品同様で5000円と普通の一般客から見るとこんな古臭くてキーボードが5000円って微妙に高いと思うところですが、相場からいってかなり美味しい。でも既にUNICOMP製の42H1292Uをアキバのネオテックで買ってるし･･･。
といろいろ迷いつつ購入と･･･。結局のところ現在ではこのキーボードは勿体無くて使えないので、押し入れの中へ。微妙ににキーボードコレクターになってる自分が鬱。

上が1391401で下が42H1292U、ロゴの位置とかコネクタの違いなどはあるが、キーの打鍵感覚はほぼ一緒。はぁ、昔の斜めIBMのロゴの方がかっこいい。

このキーボードの裏には薄くてよく見えないけど｢IBM CORP 1984｣と刻んである。でもこれはEnhanced101が1984年から製造されているだけで、実際には1391401ってII型って奴に属するみたいだから、1987年から1991年に製造されたってことになります。でこれは1989年の5月5日製造ですか？既に13年以上も経っててほとんど変色ひとつ無い。これはかなーり凄いですよ。今の安物のキーボードなんて何もしなくてもほんの2年から3年程度でプラスティックが変色しちゃうし、普通に使ったら、間違いなくへなりますよ。まぁ、当時はコンピュータの価格が今と比較にならない位高価でしたから、その分キーボードにもコストをかけれたんですが、現在の価格競争の中では仕方のない事なのでしょうか･･･。

キーボード本体とケーブルは取り外し可能。コネクタ自体はイーサネット用に微妙に近いような形状です。

それにしても素材の変更やコネクタの形状など多少のコストダウン化はあるにせよ、ほぼ同じ設計のキーボードが18年以上も製造されているのが驚きです。結局のところコンピュータの性能そのものは劇的に進歩しましたが、キーボードは1990年前半でその進化は止まったと言ってもいいと思います。今回はかな～りいい買い物をしました。これだからジャンク巡りは止められない･･･