御殿峠南交差点

右手に日本閣の敷地を見ながら、次の交差点で右折します。

16号線の左奥に見えるお寺は、光寳院(光宝院)です。後で目印になります。

御殿峠(杉山峠)前

日本閣の周りを歩くと、右手に丘が見えてきます。御殿峠です。芳賀善次郎著「旧鎌倉街道 探索の旅 山ノ道編」によれば、この御殿峠は、元々杉山峠と呼ばれていましたが、八王子のある機屋(はたや)が立派な別荘を建てたことから名付けられたといいます。明治14年(1882)、明治天皇が兎狩をされた場所です。さらには、明治17年(1885)、武相困民党の集結地となりました。

現在、御殿峠は、日本閣の私有地になっており、入れません。残念ではあります。

都立多摩丘陵自然公園の碑

ここから相原駅に出るべく、国道16号線に並行して残存しているという旧道への入口を探しているのですが、なかなか見つかりません。

そうこうしているうちに、御殿峠前を過ぎ、日本閣の従業員駐車場までやってきてしまいました。その一角に見つけた石碑。都立多摩丘陵自然公園といえば、現在では桜ヶ丘公園、平山城址公園、長沼公園の総称ですが、かつて、聖蹟桜ヶ丘駅から御殿峠に至るルートが野猿峠ハイキングコースを構成していたことを考えると、入口的な意味もあったのでしょう。
続く