防人の道

よこやまの道に戻ります。その先のよこやまの道は、崖下の給食センターに沿った尾根道で、眺めがなかなか良いです。草むらに覆われる夏の時期、先程の防人見返りの峠よりもむしろ、眺めがよいかもしれません。

雰囲気も良く、防人が通ったという昔を思い起こさせてくれる道です。

見返す

先程の防人見返りの峠を見返します。岬のように突きだしている部分が展望台です。

夏のこの時期は、展望台が雑草に覆われれている様子がわかると思います。

黒川分岐

所々、多摩よこやまの道から出てしまう分岐がありますが、右手のものは大概、尾根幹線に出てしまいます。

逆に左手のものは、黒川に出ることになります。この分岐は、黒川分水井前に出る道です。多摩よこやまの道を黒川散策に絡めて利用するのもお勧めです。

トイレ分岐

その先、右手にトイレの案内板のある分岐があります。尾根幹線沿いにあるので、一旦、降りて戻ってくるのが面倒くさい。

案内板によれば、元弘3年(1333)の分倍河原合戦の際、倒幕の兵を挙げた新田義貞を迎え撃つべく、この尾根道の黒川側に鎌倉幕府の大軍が野営したとのことです。結局、鎌倉幕府は、この戦いに負け、滅亡への道をたどることになります。
続く