築池前

公園の中心部に近づいてきました。築池の前に出てきます。

この辺りには分岐があり、左手の丘の上に登った先に公園の中心的な施設、ネイチャーセンターがあります。長池公園の情報を手に入れられる拠点と同時に休憩場所としても、利用できます。また、気づきにくいですが、右手の雑木林に続く道を進むと、田んぼや炭焼き小屋などの体験ゾーンがあります。

築池

テラスのような場所から築池を眺めます。前述の「はじめての里山歩き」によると、江戸時代に農業用水の溜池として作られたようです。

その先に赤い煉瓦の橋が見えます。これが長池公園のシンボル、長池見附橋です。

長池見附橋

築池の堤を降りてくると、その先に長池見附橋が見えてきます。多摩ニュータウンを代表する風景の一つです。レンガ積みの橋台に、鋼材による橋梁の存在感のある橋です。

案内板によると、元々は、JR中央線の四ッ谷駅の上に架かる橋でした。この橋が作られたのは、1913年(大正2年)です。すぐそばにある迎賓館(赤坂離宮)とデザイン的に対応したネオ・バロック様式の装飾がなされています。

モニュメント前

夏休みの少年達が屯(たむろ)している長池見附橋の下をくぐり、水路に沿って進みます。その先には、造成地が広がっています。

水路沿いにあるモニュメントは、元々あった四谷見付橋から、長池見付橋として、この地に移転された際に、部材として使われなかったアーチリブをモニュメントとしたものです。これぞ、私の好きな無用の長物です。
続く