小田急線柿生駅〜東急線江田駅
(神奈川県川崎市麻生区)

多摩区役所売店で手に入れた川崎歴史ガイド(王禅寺ルート)を手に、旧王禅寺村五鎮守巡りをします。当日は、奇しくも関東地方の梅雨明けの日となりました。

柿生駅より出発

少し、遅めの11時過ぎに出発です。柿生という駅名は、かつてこの地域を柿生村と称したことによるものです。その柿生とは、村内の旧王禅寺村地域で柿の栽培が盛んだったことに因みます。その旧王禅寺村とは、「川崎の町名」によると、現在の川崎市麻生区王禅寺、白山1〜5丁目、虹ヶ丘1丁目の一部。

その旧王禅寺村の鎮守五社は江戸時代初期から統廃合されること無く、そのまま、残っているというのです。それに興味をひかれ訪れることにしました。

柿生駅前

今回は、隣の新百合ヶ丘駅まで。前回同様、駅の横にある歩行者専用臨時通路を通ろうと思っていた所、閉鎖されていました。歩行者専用臨時通路は、通行できる曜日と時間(月曜日〜土曜日(日曜日、祝日を除く)、7時〜9時、14時〜19時のみ)が決まっていて閉ざされています。

仕方が無いので、駅前の狭いロータリーに出て、ミスタードーナッツの先を右に曲がり、駅前商店街を通ることにします。道が非常に狭く、歩きにくい。

寛政11年の題目塔(宝塔様)

商店街の途中にある石塔。川崎歴史ガイドによると、寛政11(1799)年11月に建立されました。この辺りは、元は小高い丘になっていて、その上にこの題目塔があったそうです。小田急線の工事で丘が切り崩され、平坦となりこの場所に置かれたとのことです。

題目塔とあるように、「南妙法蓮華経題目」と題目が刻まれています。塔の下部にある右六ヶ村(麻生・片平・奈良・能ヶ谷・三輪・金井村)の人々によって、建立されました。
続く