王禅寺前王禅寺裏門に到着。裏門から中へ入ります。ここには、以前、来たことがあります。ここ王禅寺に、観光的要素を求めてはいけません。また、犬の散歩、植物、昆虫採集も禁止です。 |
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星宿山王禅寺ここ王禅寺は、名前の通り、王禅寺村の名の起こりとなりました。川崎歴史ガイドによれば、奈良時代に建立、または、延喜17(917)年に無空上人によって、開山されたという説もあります。新田義貞の鎌倉攻めで焼失し、応永3(1370)年、その再興をした等海上人が寺の用材を求めて山中の奥深くに入った際、甘柿を見つけ、村人に栽培を勧めたのが禅寺丸の始まりとされています。 |
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禅寺丸柿の原木境内を中ほどに進むと、新しい本堂があります。そこでお参り。その前に禅寺柿の原木があります。案内板に、柿生という地名は、この禅寺丸に因んで名づけられたとあります。ここで、詩人北原白秋の句を。「柿生ふる柿生の里、名のみかは禅寺丸柿、山柿の赤きを見れば、まつぶさに、秋は 闌(た)けたり。」川崎歴史ガイドによれば、白秋がこの句を読んだ昭和初期には、既に禅寺丸柿は、市場から減少し始めていたのです。 |
仁王門緑一色の王禅寺の境内を散策します。川崎歴史ガイドによれば、表門から仁王門に至る参道沿いには王禅寺に付属する寺院が5ヶ寺ありましたが、全て廃寺になっています。参道は仁王門からさらに本堂に続いています。歩いていると、今どこにいるんだろうと、不思議な気分になります。 |