瘡守稲荷大明神

柿生トンネル手前、柿生中学校の向い側、住宅の間に、鳥居が立っています。瘡守稲荷は皮膚病除けの神様。裏手の住宅の番犬が私を不審者と見て激しく吠え続けます。

今回の旅で初めての神社となりました。旅の無事をお祈りしていきます。気温計を取り出すとみるみる上がって、38℃に。暑い。上着を脱いで、半袖姿に。腕に虫除けスプレーをかけて準備万端。

長福院別院

瘡守稲荷大明神を過ぎた少し先、左手の住宅地への道に入り、坂道を登ると、左手に長福院別院があります。お寺には、人の気配がありません。それもそのはず。

寺の前の昭和52年の長福院再建立の石碑によると、「享保16年12月に創建される。明治31年に福島県石川郡沢田村(現石川町)に名義移転する。以来、講中によって建物が運営してきたが、老朽化のため、再建す」と。本当のお寺ではないのです。

真福寺交差点

柿生トンネル跡の辺りから、登り道から降り道へと変わります。日差しがあまりにも強烈で汗が噴出し、頭がぼーとしはじめます。途中、右手にある王禅寺源内谷東公園で休憩します。

ようやく、落ち着き、出発することにしました。道の左手は、王禅寺真福寺谷急傾斜地崩壊危険区域に指定されています。真福寺川を渡り、真福寺交差点に出てきました。交差点の向こう側は王禅寺白山地区急傾斜地崩壊危険区域に指定されています。この交差点を左折します。

分かれ道

真福寺という地名は、旧王禅寺村で言うと真福寺谷戸と言われていた辺りのこと。「川崎の町名」によれば、広い王禅寺村を東半分を王禅寺、西半分を真福寺と呼んで、二つの集落に分けて村内の事柄を処理してきました。その地名の起こりである真福寺は、すでに廃寺になっています。

その真福寺跡へ向かうために、市営真福寺団地前で分かれ道を右折します。
続く