十羅堂入口

下校途中の小学生とすれ違います。永谷川沿いの道に出てきました。右手を見ると、先ほどくぐった地下鉄の車両基地への高架が見えます。

その手前に見える崖の竹林の中に十羅堂があります。永谷川に架かる十羅橋を渡り、階段を登ります。

十羅堂

「下野庭」によると、言い伝えでは、下野庭村の名主の先祖に子供が育たなかった時があり、鬼門にあたるこの地にお堂を建てました。「下野庭」が書かれた1988年当時は、河川工事が行われたため、お参りできないと書いてありましたが、2005年現在は、このようにお参りすることができます。

お参りして、鬼子母神が祀られているというお堂の中をのぞきます。鬼子母神像といっても、お人形のようなかわいらしい像のように見えました。

分かれ道

永谷川沿いの道を横浜横須賀道路の高架の方へ進みます。道は左カーブして、先ほどの図書館からの道に出てきて高架をくぐります。高架下には下野庭スポーツ会館があります。

ケヤキの下に地蔵堂のある分かれ道に出てきました。実は地蔵堂の左手に堅牢地神塔、庚申塔があったのですが、地蔵堂に気を取られて、見逃してしまいました。地蔵堂の中にはまだ、新しいと思われるお地蔵様と石塔が祀られています。地蔵堂前を進んで右カーブ。

下野庭名主の家

しばらく進んで、下野庭の名主の家が見えてきました。

「こうなん道ばたの風土記」によると、名主の家に至る道は屋敷を防御する「かぎの手」になっているとの事です。
続く