右へ進む

後から考えると、遭難しかけるという酷い目にも遭ったにもかかわらず、頭は冷静になりきれていなかったのか、諦めきれずに、同じ道を戻り、諦めて引き返した分岐の右側を進んでみる事にしました。

こうなると意地です。山で遭難する理由が良くわかります。思い込みや意地で道を歩いてはいけません。引き返す勇気が必要です。多摩丘陵で無ければ、本当に遭難していた事でしょう。

杉林の斜面を降りてみる

真似をされても困りますが、道に迷うとはどんなに怖い事かをお伝えしたいので、敢えて掲載します。私は二度とやりたいとは思いません。

道自体は笹薮で行き止まりですが、途中にある杉林の中を通れそうに思えたからです。結構な傾斜があります。

谷戸に降りてくる

なんとか、杉林を降り、下まで降りてくることができましたが、道なんていうものは存在しません。畑すらなく、耕作放棄されたかのような湿地の場所です。

場所的には、西山中谷戸の奥の辺りですが、道がないので、出口を求めて、うろうろと、あちこち彷徨います。

木の橋

そばにある暗い竹林の中を進み、笹薮の中を進む道らしき道を見つけました。その先で川の流れる音が聞こえてきます。

谷戸の中には普通、小川が流れているものです。渡れるかなと思いましたが、正山寺裏に出る際に通った橋とは違い、かなり、簡易的な橋が架かっています。恐る恐る進みます。
続く