尾根幹線旧道

柵沿いに進んだ先にガードレールがあるので、乗越えます。その先に、知らない道があります。右手に見える尾根幹線から分岐していますが、車止めがあって車が入ってきません。

その先には、その尾根幹線を跨ぐ橋があります。合点が行きました。そうです。私の掲示板でご紹介いただいた尾根幹線の廃道こと、旧道だったのです。尾根道を出てきて、造成中だった場所には、旧道があったのです。

長池上小山田陸橋

道沿いの造成地では、作業員が測量をしています。車が来ない不思議な道。坂道を登って、その橋の前。右手に米軍の無線塔。斜めに傾いているのは、広角で撮ったので、端がゆがんでいるだけです。

尾根幹線に架かる長池上小山田陸橋。この道を挟んだ左側が町田市、右側が八王子市。橋名もそれを示すように、八王子市側の長池と町田市側の上小山田の名が入ります。

尾根幹線

多摩ニュータウンの外周を取り巻くように走る尾根幹線。中央分離帯の広い2車線のイメージがあったのですが、東京都のホームページによると、2005年7月にこの付近、約1.5kmに渡って、4車線に拡幅された模様。まるで高速道路のようだ。

旧道は最近までは残っていたように、思われるのですが、尾根幹線の拡幅化に伴い、廃止されてしまったのではないでしょうか。そして、この道だけは歩行者専用道として残されたのでしょう。この橋が重要な意味を持つからです。

左カーブ

その背景には、多摩よこやまの道という遊歩道が唐木田駅前から唐木田配水場裏まで延伸する事が控えており、この道が最終的には長池公園まで伸びるという事を考えると、この道の存在が重要になります。尾根幹線を渡るための手段が、この橋しか考えられないためです。

橋を渡った先、左カーブになります。車が飛び出てきそうな錯覚をします。
続く