竹林の中の坂道

折角、来たのだからと観音様への真ん中の坂道を登っていきます。登りながらこの観音様がなぜ、ルートから外されているのかがわかりました。

この坂道を登るのは、ある意味危険だからです。土が剥き出しの坂道は雨でも降った後は、滑りそうで怖い。落ち葉の積もる季節なら尚更。

観音様

ようやくのことで坂道を登りきると、ぽかりと空間が開き、その中央の祠に、片方の膝を抱き抱えた観音様がいらっしゃいます。周りには、小さな塚がいくつも並んでいます。ここは、昔、墓地だった場所です。

「わたしのまち」によると、今から300年前の江戸時代、折本村を治めていた旗本、松下常慶が折本村の北にあたるこの場所に、先祖の霊を祀るところを移し、常慶もこの観音山に葬られました。その後、墓地は江戸の市ヶ谷月桂寺に移され、観音様が建てられました。

竹林の道を進む

観音様からの坂道を滑らないように、そろりそろりと降りて行きます。

コースに戻って、今度は竹林の前の分かれ道を右折します。観音様に至る道と同様に、両側に竹林が続きます。こちらは、緩やかな坂道なので安心です。
続く