蔵田寺(ぞうでんじ)

浄土宗沢泉山蔵田寺。本堂に付いた避雷針がまるで角のよう。蔵田≠倉田なのか、わからないけれども倉田町との関係を感じさせます。本日お彼岸のため、墓参者が続々やってきます。

ガイドによれば、本尊、阿弥陀如来。本堂には、鎌倉郡三十三か所、第二十一番札所であり、かつては背後の山頂にあったという観音堂(堀内誘引之助が寄進したということから誘引(さそう)堂とも)の千手観音像が祀られています。

横浜市内最古の庚申塔

本堂の右手に明暦2年(1656)の舟形地蔵庚申塔があります。横浜市内最古とされていますが、このように保全されているためか、それほど古さを感じません。

この庚申塔は珍しい事に、庚申塔といえば、通常、三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)があるはずの所、二猿(三猿のようにポーズを取っておらず、合掌しているだけ)しかないところです。しかも、下部にあるはずなのに、上部についているところも変わっています。

裏山へ

蔵田寺の墓地から裏山へ道が続いているようだけど、見なくてはいけないものがあるのでかまくら道に出ることにします。倉田町は、かまくら道を通らないとどこにも行けないような感じ。現在、新しい道が計画されているようではあるけれど。

交通が集中するためか、かまくら道はつまり始める。そんな辺り、商店のある先、裏山の方へ向かって左折。
続く