都橋

雨水調整池の先に、東光寺公園があります。ベンチに裸で寝ている青年の姿があります。只今、気温は40℃近く。

通りに出てきます。恩田川に架かる都橋を渡ります。この都橋は旧鎌倉街道とのこと。都は、鎌倉を指すのでしょうか。

吹上交差点に向かう

南成瀬7丁目から成瀬町に入ります。成瀬街道に出ようとします。

この辺りは、成瀬の中でも吹上と呼びます。「成瀬郷土史」によると、風が吹き上げてくる地形なのだそうです。

地神塔

途中に十字路があり、その手前右手の桜の下に隠れるように、天保6年(1835)の地神塔があります。

私は気付きませんでしたが、「成瀬の石仏」によると、この場所は、旧鎌倉街道の分岐点で、地神塔の台座にも、「右可奈川道、左江戸道」とあり、傍に、道祖神などの古碑が置かれているとの事ですが、どちらにも気付きませんでした。なお、地神塔の隣には、慶応2年(1866)に建てられたという松尾芭蕉の句碑があります。私には読めませんでしたが、「旅人とわが名呼ばれむ初時雨」と旅情を誘う俳句となっています。

都県境

成瀬街道の吹上交差点を右折して、神奈川県横浜市との都県境方面へ進みます。

都県境沿いに尾根道を進もうと思いましたが、成瀬街道からは、それに相当する道がありませんので、横浜市側に少し入り、迂回して都県境の道に出ようと思います。都県境の道のコンクリートの壁の中に地蔵一体と庚申塔が二体あります。「成瀬の石仏」によると、この三体の石仏は、元は、道路の下にあり、この道路の場所には天王様があったそうです。
続く