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崖山鬱蒼とした雑木林を抜けると、南成瀬東町内会館前に出てきました。右手の雑木林の中に続く階段があり、その先は墓地となっています。墓地に入ると、そこで寝ていた黒猫が逃げ出します。 |
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義民・原嶋源右衛門供養碑墓地の右手にある供養碑。傍にある案内板によると、「この供養塔は、享保14年(1729)10月に原嶋源右衛門一家断絶の処刑場跡地であるこの場所に東光寺講中で建立したものである。処刑後の15回忌に建立されたと云われていることから処刑が行われたときは享保元年10月15日頃と思われている」なぜ、処刑され、義民と呼ばれているのか、その背景を知りたいと思って「町田の民話と伝承第一集」を見ると、成瀬の義民・原嶋源右衛門という項があり、途中まで。「昔、成瀬村の東光寺部落と長津田部落との間に境界争いが起こり、それがもつれにもつれた末、あらかじめここぞと思う場所に、一夜のうちに、有利なように地中に木炭を一列に埋めて境界の証拠とした。幕府の役人を呼んで検地してもらったところ、役人は以後、この境界のむこうを長津田とし、こちら側を東光寺とすることになり、東光寺部落は一応この訴訟に勝った。しかし、訴訟に勝ったが、この木炭は埋められてからあまり期間が経っていないため、わざと境界を偽ったことが知られてしまった。この結果、首謀者の原嶋源右衛門が捕らえられ、源右衛門及びその一家は悉く処刑されてしまった。」 |
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町田下水処理場南成瀬町内会館の裏手には、町田下水処理場があります。その前庭には、広場があり、ゲートボールに興じるお年寄り達がいます。広場ではトイレ休憩もできます。原嶋源右衛門関連でもう一箇所、訪れなくてはならない場所があります。下水場沿いの道を西に向かいます。 |