六観音

観音寺前にある石仏はもう一つ。観音寺らしく、天明元年(1781)の六観音です。

左から如意輪観音、准堤観音(不空羅索観音?)、十一面観音、千手観音、馬頭観音、聖観音です。「新多摩石仏散歩」では、説明の順序が逆になっているので注意。聖観音の裏に、施主の銘があるのでわかります。

本堂

急な階段を登った先、狭い境内に本堂があります。観音寺は、多摩川三十三霊場第十二番札所。本堂には、「しんにょかい かすみがせきの かんぜおん じげんさんじて すくいもらさず。」この場所は、昔、霞ヶ関とも呼んでいました。

そこで住職に出会って、挨拶をします。

石仏

本堂の真向かいに、石仏の祠があります。「新多摩石仏散歩」によると、真ん中、大日如来座像は元禄5年(1692)、右、持経観音。他は無縁仏供養のための石仏だと思う。

関所のそばにあるお寺といえば、関所で捕まり処刑された罪人が葬られているような気がするのですが、実際、そうなのかはわからない。

石垣

観音寺から旧鎌倉街道に戻り、交差点にあった新しいマンション前を進みます。マンションの真新しいコンクリートの壁から石垣に変わります。

その石垣の割れ目に、階段があります。その階段を登ります。
続く