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餅塚公園の奥のほうに、丘のように盛り上がった場所があります。そこには階段が設けられており、その横には滑り台もあり、公園の一部と化しています。どうやら、この丘が餅塚で正しいようです。遠目にはフェンスで囲まれていたのでその上に行く事ができないかと思われましたが、入口があり、そこから入る事ができます。 |
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供養塔餅塚の上には、供養塔が立っています。「十日市場地区土地関係萬霊大供養」と広範囲を供養の対象としたものが正面に彫られ、その左脇に、「爲餅塚関係鎮霊一切菩提也」とあります。後の文により、改めてこの丘が餅塚であることに確信を持ちます。「都筑の丘そぞろ歩き3」にも、「この塚周辺一帯は昭和32年頃市営住宅が建設されたが、横浜市でもこの塚には手をつけず、現在でも立木とともに保存されている。」とあり、祟りを恐れて取り壊さなかった様子が伺えます。 |
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眺め餅塚から先程、登ってきた坂道を望みます。この視線の先に泣き坂があることになります。罪人達は泣き坂からこの餅塚に登らされるまでの間、泣きながら露と消える自分の末路を考えていたのでしょうか。私が餅塚から降りる際、虫捕り網を持った子供達が餅塚の木を目指して登っていきます。そんな過去を持つというこの場所も、子供達にとっては、ただの遊び場所に過ぎないのでしょう。 |
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坂道を登る上の原公園を出て、上の原グリーンハイツ沿いに進み、坂道を登ります。 |