御前田石仏群

道を進むと、左手に小さな階段が現れ、物置小屋らしきものがあります。近づいてみました。やはり、それでした。

この石仏群は昔からこの場所にあったのではなく、「都筑の丘そぞろ歩き3」によると、この石仏群は元々は、この入口の通りにある御前田橋から約100m南にあった四辻の場所にありました。それが、「いぶき野今昔」によると、区画整理のため、平成5年に先程の大林寺の墓地の一番上に移されといい、現在はこの場所に移されています。

地蔵と庚申塔

覆屋の下には、三体の石仏があります。右、文化15年(1818)の庚申塔、真ん中、丸彫り地蔵菩薩像、左、庚申塔です。コンクリートの壁と覆屋との隙間が非常に狭く、全体を写すことができません。

写真はその内の右の庚申塔と真ん中の丸彫り地蔵菩薩像です。「いぶき野今昔」によれば、その地蔵菩薩は、眼の病を治してくれるお地蔵様として、信仰を集めていました。

御前田橋

ルートに戻り、新しい通りで長津田駅方面に向かいます。その先の岩川にかかる御前田橋を渡ります。御前田の名の由来は「新編武蔵風土記稿」によれば、長津田村の領主である岡野家の陣屋があった所といいます。つまり、御前の田という意味のようです。

あれ、その先に見える更地の場所に、天神屋という家具屋があったはずですが、取り壊されてしまったようです。

御前田交差点

再び、246に出てきました。そのまま、交差点を直進します。

交通量の激しい246なのに、なぜか、歩道橋は架かっていません。昔は長津田第3歩道橋が架かっていたようです。横断歩道のほうが歩行者にとっては、楽だからでしょうか。
続く