成瀬センター前交差点

観性寺から成瀬センター前交差点に戻ってきます。交差点をまっすぐ進み、会下山橋方面に進みます。オーディオテクニカの建物が見えます。

この先の恩田川に架かる会下山橋を渡ると、朝方、成瀬駅から市立体育館に向かう途中にあった成瀬駅東交差点に出て、成瀬駅前と繋がります。

旧杉山神社跡地

会下山橋を渡らずに、成瀬高校前の路地へ右折します。成瀬高校前の路地は奇妙な三角州になっています。都営団地のある右手に続く道が新道で、それと交差しているのが旧道のようです。

何だろうと思って、開発前の古地図をみると、この辺りに神社のマーク。さらに調べると、かつてこの先の場所に、東雲寺脇の成瀬杉山神社があったことがわかります。跡地は道路下に消えてしまったのでした。

石仏群

その名残か、旧参道に沿って、石仏群が残っています。

左から、谷戸上合講中による文政2年(1819)の馬頭観音二手像と文政11年(1828)の地神塔、そして、地蔵らしき石仏、地蔵2体です。

町田市成瀬市民センター前

石仏群の前の旧道を北へ進むと、成瀬街道に合流します。成瀬市民センターという建物が目の前にあり、元は南二小があった場所だそうです。

「成瀬の石仏」によると、東光寺の天狗道祖神の説明文にあった「昔、成瀬中村に三間四方の薬師堂があり、修験者達が加持祈祷を業としながら造塔信仰を広めていた」というその薬師堂がこの交差点右手にあったといいます。
続く