オーディオテクニカ横の路地

次の石仏へは、オーディオテクニカの社屋と都営成瀬第二アパートとの間の路地へ左折。

T字路に出たら、左折してオーディオテクニカの敷地に沿った道を進みます。「成瀬」によると、右手の成瀬センター裏方面から来る道は、奈良谷戸で歩いてきた旧鎌倉道に当たります。

石仏群前

オーディオテクニカの敷地が終わると、普通の住宅地に出てきます。旧鎌倉道とされる道は、そこで左折してしまいます。

確か、この辺りに石仏群があるはずなのですが。よく見ると道の右手にある会社の敷地の一角に、ありました。

オーディオテクニカ裏の石仏群

右から、文化13年(1816)の上成瀬村と刻まれた道祖神、享保元年(1716)の青面金剛庚申塔、年不明の珍しい庚申塔(「新多摩石仏散歩」では馬頭観音六手像となっています。)。これはひどい。赤錆が浮き、庚申塔の特徴である三猿まで埋められてしまうとは。生き埋め状態です。

残りは、地蔵2体と馬頭観音です。「成瀬の石仏」によると、これらは個人の供養碑で、近くの場所から集められたものです。

扇橋

成瀬街道を成瀬交差点まで戻り、扇橋方面へ右折します。左手には、都営成瀬アパートがあります。

扇橋の前で写真を撮っていると、初老の穏やかそうな男性に何を撮っているのかと声をかけられます。成瀬の石仏を撮るために歩いているのだと告げると、この先の恩田川沿いの南二小の近くにいい石仏があるよと教わりますが、ルートを戻るので諦めます。(帰ってから「成瀬の石仏」を調べると、文政7年(1824)の勢至菩薩の庚申塔のようです。)
続く