渋池弁財天

その先に、松と鳥居が見えました。これが渋池弁財天です。先程の金森杉山神社の境外社です。周りに堀が掘ってありますが、中は空っぽ。これに因んだ大蛇伝説があるそうです。

「町田の民話と伝承第二集」によれば、昔は大きな弁天池に囲まれ、5㎞離れた相模原市にある大沼弁天社と深堀川で繋がっていたそうです。金森側に大蛇の雌、大沼側には雄が住み、年に一度、梅雨時になると双方の池を訪問する仲でした。今では、その深堀川もほとんど、埋められてしまいました。

町田ひまわり幼稚園前

町田ひまわり幼稚園前の道に戻り、さらに北進します。

幼稚園を過ぎた先の十字路で、金森から本町田へ。ここからは、町田駅のある駅前になります。道の両側には、住宅がぎっしり。

町田天満宮前

道の右手に町田天満宮の杜が見えてきます。境内に沿って、右に回り込むと、左手の原町田一丁目会館の向かいに、境内への入口があります。

由緒によれば、天満宮とあるように菅原道真公を主祭神とし、日枝社(大山咋命、山王様とも)と飯綱社(宇加能御霊神、五穀の神)を併せて奉斎しています。天正年間(1573~1592)にこの地に鎮座し、町田三天神の1つ(残りは、本町田菅原神社、南大谷天神社)として崇敬されてきました。

町田天満宮

参道を進むと、本殿があります。天満宮らしく、参道には神牛の置物が置かれています。神妙に参拝します。

境内社として、金比羅宮(大物主命)、八雲社(素戔嗚尊)、西の宮(恵比寿神)、聖徳太子(建築関係者が崇敬)があるそうです。まさに、町田を代表する神社となっています。
続く