地神塔

天満宮の入口付近にある出世稲荷の参道沿いに、左、天保14年(1843)の□牢神(おそらく、堅牢神)と右、年代不詳の地神塔が並んでいます。

堅牢神は、剥落が激しいです。地神塔には、「新多摩石仏散歩」によると、相州煤ヶ谷村の石工によって作られたことが刻まれています。

ふじさわみち

その石工が刻まれている右面は、道案内を兼ねていて、右ふじさわみちと書かれています。金森杉山神社前の都道が藤沢街道とも呼ばれることを考えると、それを裏付けるものですね。

反対の左面にも道案内があったのですが、読めませんでした。

梅林

天満宮ですので、やはり、梅がつきものです。境内の片隅にある稲荷のそばの梅林は、満開でした。2006年の冬は、とても寒く3月中旬でもこの状態。逆に、その後、少し暖かくなっただけで、いつもより早く桜が開花してしまいました。

稲荷の背後を横浜線の電車が通り過ぎていきます。稲荷の右手付近にも、いくつもの石仏が並びます。明治、大正と比較的最近のものが多いですが、江戸時代の石仏とは、違うものが多く、摩耗したり、剥落して元が何であったか、わからない石仏があります。

原町田橋交差点

天満宮前のマンションの通りを進んで、原町田橋交差点に出てきます。

その名の通り、右手に原町田橋が見えますが、まだ、橋へは進まずに、交差点の横断歩道を渡り、原町田橋のたもとにある宗保院へ向かいます。
続く