天狗道祖神(西山児童公園)

これらの石仏の中で一番、注目すべきは、もちろん、この享保14年(1729)の天狗道祖神です。天狗道祖神とは、このように天狗の形をした道祖神です。この道祖神は保存状態が悪く、割れた形跡もあり、顔もはっきりしていません。

「成瀬の石仏」によると、左上に刻まれている「祭神」とは、「塞ノ神」と同意語。この天狗道祖神は、元々は、目の前の恩田川に架かる西山橋のすぐ南の新坂下という場所の崖上にあったそうです。

成瀬中央橋

西山児童公園の裏手は、恩田川の遊歩道に面しているので、そこへの階段を降り、その遊歩道を東へぶらぶらとやってきました。対岸の南二小からは、子供達の元気な声が聞こえてきます。

先程の成瀬駅前からのケヤキ通りに出てきます。恩田川に架かるのは、成瀬中央橋。ケヤキ通りを横切り、ドーム屋根が特徴的な市立総合体育館を右に見ながら、恩田川沿いに歩いていきます。

吹上橋

市立総合体育館の敷地が終わった所で、別の通りに出てきます。左手に架かる橋は、この辺りの地名を使った吹上橋です。

このまま、恩田川沿いを歩いても良いのですが、コースに従って右斜めに現れた路地へと入ります。
続く