東光寺入口

東光寺地区の入り口にあたる場所に石像が集まっています。成瀬の東光寺地区には、以前、来た事があります。

右から享保8年(1723)の庚申塔丸彫り地蔵、嘉永2年(1849)の地神塔、そして、造立年代不明の道祖神があります。奥に馬頭観音があります。

天狗道祖神(東光寺)

その造立年代不明の道祖神が2つ目の天狗道祖神。この天狗道祖神について興味を持った事が、成瀬に三つの天狗道祖神があることを知ったきっかけとなりました。元からの場所にあるためか、三つある天狗道祖神の中で、最も状態が良く保たれています。造立年は不明です。

東光寺梅稲荷神社総氏子の説明文によると、「全国的にも類例を見ない貴重な天狗童子の像で成瀬に三体あるうちの一体である。…昔、成瀬中村に三間四方の薬師堂があり、修験者達が加持祈祷を業としながら造塔信仰を広めていたとされ、村人と修験者との深い関わりの中から生まれ建立されたものであろう。」

庚申地蔵

石仏群の中にある、台座に一猿のある珍しい庚申地蔵です。残念ながら、写真にはその一猿が写っていません。また、川田藤左衛門の首切り地蔵とも言われますが、それと言われる別の地蔵がこの先にあります。

天狗道祖神の写真を撮っている時、奥で作業をしていたおじさんに声をかけられます。「珍しいものだろ。この石仏を道ばたに持ち出して、撮る人もいるんだから。」「ああ、そうですか。(前にも天狗道祖神巡りをした人がいたんだ。)。この天狗道祖神は成瀬に3つあるらしいですね。今、西山児童公園にあるのを見てきたので、次は、山之根稲荷に行こうと思っています」「西山児童公園にあるのは知っていたけど、もう一つは、今はそこにあるのか。ここからだと成瀬街道に出て西に進み、山村バス停の所を右折すれば、山之根稲荷だ。」御礼を言って別れます。
続く