洞窟・ラドン温泉前

先程の農専を右手に見ながら、左手に並行する関谷川に沿って進みます。

ラドン温泉前まで来ました。ラドン温泉の先に、田谷の洞窟の案内が見えてきます。

定泉寺(田谷山)

ラドン温泉の敷地続きには、定泉寺があります。洞窟は、ラドン温泉とは関係が無いようです。

田谷の洞窟へは、定泉寺というお寺から入ります。「戸塚郷土史」によれば、定泉寺は、真言宗大覚寺派、本尊阿弥陀如来。洞窟に入るには、定泉寺で拝観料を払わなければなりません。拝観時刻午前9時〜午後4時30分。拝観料確か、400円也。

心得

寺の受付で買った「田谷の洞窟」という本によれば、かなり昔からあるとされ、鎌倉時代初期、建保元年(1213)に、和田義盛が幕府に反乱を起こし(和田合戦)、結局、敗れましたが、その三男、朝比奈三郎は散々、幕府軍を悩ませた後、この洞窟に逃げ込み、どこかへ落ち延びていったといいます。

入口にあるローソクに火をつけて、行者道(順路)を進むことになります。

田谷の洞窟入口

中は撮影禁止なので、写真はここまで。冬なのに生温い風が吹きます。床もぬるぬるしていて滑ります。ろうそくの火が消えてしまいそうなので、ゆっくり進みます。仮に消えてしまっても、灯りが所々にあり、全体的に明るいです。

床に穴が開いており、下が見えます。この洞窟は多層式になっているのです。後で、その下を通ることになります。所々に石仏が壁に彫刻されています。ここは、修業の道場なのです。
続く