中里学園入口交差点

この辺りの横浜上麻生道路の交通量はそれほど多くありません。この道路に並行してバイパスが開通している為、この道は旧道となっているのです。

その道と結ぶ道路との交差点に、田園の憂鬱の碑があります。この鉄町は、佐藤春夫著「田園の憂鬱」の舞台でもあります。なんだか、以前と同じ展開になってきました。

黒須田口交差点

このまま、横浜上麻生道路の旧道を進みます。傍らを市ヶ尾駅のバスが何台も通り過ぎていきます。辺りは真っ暗で写真もほとんど写りません。コンビニの明かりだけが燦燦と輝きます。

時々、道を歩いている人がいても、必ずバス停で立ち止まり、バスに乗り込みます。それを見て、何度もバスに乗りたいという衝動に駆られたことか。

河戸橋

鉄町と大場町との境となる黒須田川を渡ります。この橋名も川に因んだものなのでしょうか。

「横浜の町名」によると、大場町の由来は、鎌倉時代に、大場三郎という者が居住していた事から「大場」と呼ぶようになったとの言い伝えがあり、又、「オーバ」は「広場、特に宮前」を意味するというとの事。

稲荷前古墳

途中にある、宮前と関連のありそうな稲荷前という地名のついた稲荷前古墳群に登ってみました。高い所に登れば、まだ夕焼けが見れるだろうという浅はかな考えからです。その途中は真っ暗で懐中電灯がなければ、全く何も見えません。

稲荷前古墳は5世紀〜7世紀にかけての前方後円墳です。今回のコースは、古墳巡りがある意味サブテーマとなっています。鶴見川沿岸には、横穴が多く作られ、南武蔵横穴と称されるようです。
続く