お稲荷さん

鳥居をくぐると祠があります。その前には、明和6年と刻まれた石のお賽銭入。

これから先の無事をお祈りし、お賽銭を石の頭の窪んだ所に置きます。

おっこし坂

お稲荷さんを出た先、坂道が続きます。坂道を登っていきます。滑り止めの凹凸が付いた道です。道沿いにアパートが続きます。

「川崎地名辞典」によると、この坂をおっこし坂と呼びました。駅から渡ってきた歩道橋が大作歩道橋と呼ばれているように、昔、大作と呼ばれたこの辺りから、菅へおっ越す道でした。おっ越すとは、峠を越えるという感じのようです。

分かれ道

そのお宅を過ぎたところでアンテナ塔のある山に向かって、分かれ道が分岐しています。この道は多摩自然遊歩道に続いています。

東生田自然遊歩道は坂道を下っていきます。

旧道

左手が切り通しの道を降りていきます。「川崎の地名」によるとこの道は、現在の女子通りの旧道でした。

左手に柵が現れ、その先には日章旗が翻っています。今日は天皇誕生日のお休みです。何の施設なのだろう。よく考えたら、この左手の丘は女子大山と呼ばれているように、その森の中には日本女子大があることを思い出しました。
続く